平成24年9月6日 龍谷ミュージアム・ガンダーラ佛取材
龍谷ミュージアムは、仏教を中心とする文化財を展示、公開している日本初の仏教総合博物館です。 展示では、インドでの仏教の誕生からアジアへの広がり日本の仏教の展開までを知ることができます。 また今回もご縁をいただきました。 今夏、お盆行事の参列の方から取材申し込みの依頼をいただきました。 伺うと龍谷ミュージアムの学芸員をしているとのこと。 この日は 龍谷ミュージアム館長・宮治昭 先生をはじめ5名の学芸員が来山され、 妙高閣のガンダーラ展示室の石仏をすべて調査していただきました。 大きさを計測し記録、写真撮影。 皆さん手慣れた様子で調査は進められてまいります。 撮影の際には、展示室内の光量不足など不測の事態もありましたが、 午前10時から夕方4時までの取材、 たくさんの資料を持ち帰られたことと存じます。 皆様、お疲れさまでした。
平成24年9月1〜2日 兵庫県第一宗務所主催現職研修会(所長 鈴木祥三老師・三田市永禅寺)
兵庫県第一宗務所館内(兵庫県南部)より83名の現職僧侶が参集し現職研修会が開催されました。昨年に引き続き当山を会場として開催され、開講式では会場主としてご挨拶させていただきました。 講義内容は次のとおり 講義 回向文について 兵庫県妙香寺・幣道紀 老師(曹洞宗近畿管区教化センター統監) 講義 グリーフケア 社会医療法生長会府中病院臨床スピリチュアルカウウンセラー 瀬良信勝 先生(大谷派僧侶)
平成24年5月9日 福岡県・卍山会 来山
博多・東林寺開祖・卍山道白禅師に連なる寺院住職が来山されました。 当山が平成6年に厳修した開祖・通幻寂霊禅師600回大遠忌に 焼香師を勤めていただいた梅田信隆禅師は同寺の前住職になります。 ご遠方からの来山にかかわらず、到着後すぐに拝登諷経を勤められ、 この後、書院にてお茶を一服しながらしばし歓談いたしました。 諸堂をご案内し、妙高閣前にて記念撮影です。
平成23年10月25日 鳥取県宗務所寺族研修会 30名
鳥取県寺族会(寺庭婦人の会)が当山を訪れました。 一泊二日の日程で兵庫県南部を巡る旅程、今回の研修会メイン会場としての来山です。 到着後すぐに「拝登諷経(般若心経)」 続いて、「山主法話」 当山の歴史や開祖・通幻禅師を紹介、しょうぶ園や三田霊園の成り立ちや、諸仏を勧請した体験談など約30分間、お話させていただきました。 その後、本堂、開祖堂、妙高閣の「諸堂拝観」 少し足を延ばして永代供養墓「寂静苑」も見学いただきました。 道中、歩きながら、各寺院さまの布教などの取組みの様子を聞かせていただくこともできました。 滞在時間は約2時間、 「もっと時間があればゆっくりできるのに…」というお声も多く、時間が短く感じられるほど充実した研修会になったのではないでしょうか。 ご来山、ありがとうございました。 合掌
平成23年9月3〜4日 兵庫県第一宗務所主催現職研修会 (所長 三田市・永禅寺 鈴木祥三 老師)
兵庫県第一宗務所管内(南兵庫県)より96名の現職僧侶が参集し、研修会が開催されました。 かっては修行道場であった当山ですが、これほどの僧侶が集まったのは何十年ぶりかのことです。 開講式で会場主としてご挨拶させていただきました。 講義内容は次のとおり。 講義 回向文について 兵庫県 妙香寺 幣 道紀 老師 講義 現代社会における諸問題 立命館大学 神戸大学非常勤講師 社会学者 伊田宏行 先生
歴史作家、津田三郎氏来山 9月8日、「家康誅殺」「秀吉の悲劇」「北政所」などを著されている津田氏が来山されました。 当山213世直傳龍察和尚について知りたいとのことでしたが、当寺の12世から251世までは1年毎に住職が代わる輪住時代であり、個々の住職についての詳細は遺されておらず意に添えませんでしたが、当山にとっては貴重な出来事が確認できた来訪でした。 京都東山に観光寺院として親しまれている臨済宗建仁寺派の高台寺があります。この寺は曹洞宗寺院として開かれ18年間続いた後に臨済宗に変わりましたが、曹洞時代の5代目住職に就かれたのが直傳龍察和尚であります。 当山寺宝に北政所より拝領の「沈金蒔絵法衣箱」があります。 「なぜこんな貴重な品が伝わっているのだろう」と不思議に思っておりましたが、津田氏より次のような話を伺いその経緯を知ることが出来ました。 高台寺は豊臣秀吉の妻北政所が秀吉一族木下家の菩提を供養するために開かれた寺と云われています。 北政所は高台寺を開くに当たり生家の菩提寺が尾張の正眼寺であったため、同寺に縁の深い弓箴善彊和尚を迎え開山とされたのです。 正眼寺は通幻禅師7番目の弟子であり当山8世を勤められた天鷹祖祐禅師が師である通幻禅師を開山として開かれた寺で、天鷹派から当山213世に就かれた直傳龍察和尚が高台寺住職を勤め、その間に北政所から法衣箱をいただき永澤寺に寄贈され寺宝として今日に伝わっているのです。 高台寺は7代目住職まで曹洞宗でしたが、北政所の甥が建仁寺で出家しており後を継がせるため、徳川秀忠より臨済宗に改宗することを許された3日後に亡くなっていますが甥の紹叔は臨済2代目住職に就いております。 永澤寺歴代住職の中に豊臣秀吉の正室である北政所と同じ場所で過ごし、親しく話を交わし記念の品までいただいた方が居られたかと思うと、遠い歴史上の人物が身近に感じる津田氏のお話でした。
兵庫県養父市大屋「木彫展示館」では、 毎年「木彫フォークアートおおや」が催され、 全国から木彫作品を募集しています。 高校時代からの友人である 丹波市・北川敏彦氏は 定年後、木彫に取り組まれており 本年、前述の作品展に出展、みごと入賞されました。 今年7月初旬「彫刻のモデルになってほしい」と北川氏から 依頼をうけて、副住職が警策を手にした姿を 前後、左右、そして真上からも写真におさめて彫刻にのぞまれました。